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日別アーカイブ: 2026年1月13日

“新大陸の衝撃”

皆さんこんにちは!

stevaleの更新担当の中西です。

 

 

~“新大陸の衝撃”~

 

イタリア料理を象徴する食材といえば…そう、トマトですよね。
けれど歴史的に見ると、トマトは「昔からイタリアにあったわけではない」のが面白いところです
ルネサンス以降、交易と文化が華やぐ一方で、世界規模の食材移動が起こり、イタリア料理は“土台は地中海、しかし進化はグローバル”という性格を強めていきます✨


1)ルネサンスの食文化:宮廷料理と“見せる料理”の発達️

ルネサンス期のイタリアは都市が豊かになり、芸術や建築だけでなく食も洗練されていきます。
宮廷では宴が開かれ、料理は「栄光」を表現する舞台になりました✨
この時代に発達するのが、

  • コースの考え方(順序立てた提供)

  • 砂糖やスパイスを使った豪華さ

  • 盛り付けや演出
    など、“料理を文化として扱う感覚”です️

一方で、庶民の食は素朴で、地域の材料に根ざしていました。
ここに、イタリア料理の特徴である上(宮廷)と下(庶民)が別々に発達し、やがて混ざり合う流れが生まれます


2)新大陸の食材が流入:革命は静かに進む

大航海時代以降、ヨーロッパには新大陸由来の食材が入ってきます。
代表例が、

  • トマト

  • じゃがいも

  • とうもろこし

  • 唐辛子️
    など。
    これらは最初、警戒されたり、観賞用だったり、用途が定まらなかったりしました。食文化は保守的なので、“受け入れ”には時間がかかるんです⌛️

しかし、いったん根づくと強い。
とうもろこしは北イタリアでポレンタの主役になり、じゃがいもは山間部の重要な主食補助になり、唐辛子は南の味に刺激を与え️、そしてトマトは…イタリア料理の顔になります✨


3)トマトがイタリア料理になった瞬間:酸味と旨みの“相性”

トマトがイタリア料理にフィットした理由は、地中海の土台と噛み合ったからです。
オリーブオイル、にんにく、ハーブ、塩。
これらとトマトの酸味が合わさると、香りが立ち、旨みが伸び、食欲を刺激します✨

さらにトマトは、保存(ソース化、乾燥、瓶詰)にも向き、南の太陽と相性が良かった☀️
結果として、トマトソース文化が育ち、パスタやピッツァの世界を決定づけていきます。

ここで重要なのは、トマトが“料理を派手にした”のではなく、地中海の基本に新しい輪郭を与えたこと。
イタリア料理はここで、味の言語を一つ増やしたのです✨


4)イタリア料理は「地中海×世界の食材」で進化した️

ルネサンスの文化的成熟と、新大陸食材の流入。
この二つが重なり、イタリア料理は

  • 宮廷の洗練

  • 庶民の知恵

  • 新素材の受容
    を組み合わせながら、今に続く基礎を作りました。